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営業日報 #1『カルーア』

  • 執筆者の写真: 神輿ぃ
    神輿ぃ
  • 2019年1月11日
  • 読了時間: 8分

更新日:2019年1月26日


皆さんこんばんわ!Booze Cafeの仮面の人〈神輿ぃ〉です!

本日もご来店ありがとうございました!


初めての投稿動画という事もあり僕はものすごく緊張していましたが…

皆さんは如何でしたでしょうか?



記念すべき第一回目にご紹介したのは



『カルーア』でした!!



家で簡単に作れそうなものと

そうでないものがありましたね。


ではその辺を交えて

本日の営業日報です!




『カルーア』について


改めてプロフィールです!



・何のお酒?


コーヒー豆を原料としたリキュールです。



<+@Tips!>

カルーア製造に使用されるコーヒー豆のすべては「アラビカ種」と呼ばれる種類の豆を使用しています。

それを使用し製造された抽出液を、サトウキビを原料とする蒸留酒やバニラ等とブレンドしたものこそ皆さんが飲んでいる『カルーア』なのです。

そして原料となるコーヒー豆とサトウキビはとても品質が良く、どちらもメキシコのベラクルス州で栽培されています。




・生まれ故郷は?


メキシコ ベラクルス州で生まれました。

1936年に科学者のモンタルヴォ・ララが「元々あったレシピ」に改良を加えたものが、今日まで脈々と受け継がれているレシピになっています。



<+@Tips!>

しかし1936年に生まれたものは、あくまで現在のレシピ。

「元々あったレシピ」とは1930年に、同じくベラクルス州でコーヒー栽培を営んでいたルバレス兄弟が、ブランコという起業家と共に作り上げた物で、これが世界で一番初めに作られたカルーアのレシピとされています!




・どんな歴史?


ここから評判も集め

ブランドの知名度も徐々に上がっていき

1950年代に入ると

世界各国での販売も開始されました。



<+@Tips!>

その後1960年代には

経営陣の全員が女性のみとなり

”カルーアレディース”と呼ばれたり


1962年には

アメリカで評判を集め

翌々年にはマヤ文明のキャラクター

「プレックス」による広告キャンペーンが行われました!




・ちなみに


カルーアのボトルの形は創業当時から今までほぼ変わっておらず

ラベルはコーヒーのルーツであるアラビアをイメージしたデザインになっています。

更に名前の由来も

アラビア語でコーヒーを意味する「カフワ(kahua)」から来ているんです。



いやぁ

ボトル一つとってみてもカルーアの歴史だけではなく

コーヒーの歴史まで見えてきて面白いですね。





カルーアのカクテル

そんなカルーアを使用したカクテルを

今週は4種類作りました。

早速振り返っていきましょう!




今週最初にご紹介したのが


★カルーアラテ!



<レシピ>

【製法】

〇シェーク


【材料】

〇カルーア:牛乳=1:3[例 30:90(ml)]


【方法】

〇材料と氷をシェイカーに入れシェイク。コリンズグラスに注ぐ。

〇シェイカーから氷を取り出してもOK。



<解説>

材料はカルーアミルクと全く一緒です!


【味】

味はカルーアミルクなのですが、風味はかなり変わります。

シェークする事で材料がしっかりと混ざり、全体のカドが取れてとてもまろやかな風味になります。

ジュースのように飲みやすく、これがお酒だということを忘れてしまいます。



【小話】

名前の由来は、勿論その製法からですね。

本当に飲みやすく、カルーアミルクに飽きてきたという方には新たな選択肢になるかもしれません。

ただ、当たり前ですがお酒はしっかりと入っているで、あまりお酒が飲めない方が「このカクテル飲みやすい!!」と言ってがぶ飲みしてしまった場合には、その後でちゃんと後悔することになります。

飲む量には十分注意して飲んでくださいね!



<+@Tips!>

完成した物にお好みでシナモン、バニラ、キャラメル等のパウダーをかけたり、チョコレートをすりおろす等々アレンジの自由度は高いので、自分だけの1杯を作るのも楽しいでしょうし、綺麗に作ればSNS映えも狙えます!





次にご紹介したものは

★ニエベ・メヒカーナ!



<レシピ>

【製法】

〇シェーク


【材料】

〇カルーア:生クリーム:牛乳=3:3:2[例 45:45:30(ml)]


【方法】

〇材料と氷をシェイカーに入れシェイク。本来はロックグラスに注ぐ。

〇シェイカーから氷を取り出してもOK



<解説>

先程のカルーア・ラテに生クリームを追加した”だけ”のカクテル。


【味】

しかしこれもまた味はガラリと変わります。

なんといってもその濃さ!!

分量の比率的にお酒の濃度も勿論濃くなるんですが、生クリームが加わったことでコクと甘みがすごいことになります。

材料や甘いものが苦手という事がなければ、世の中の多く女性は好きな味だと思われます。

言うなれば『飲むスイーツ』ですね。



【小話】

名前自体もなんとなく洒落ているのですが、その意味も「メキシコの高地に降る雪」と大変に洒落てます。

そんな”お洒落の塊”みたいなこのカクテルですが自宅で作るには金属製のシェイカーは必須であり、材料に油分を含むものも多くて少々手間が必要になる為、お店等で分量を伝えて作ってもらうのが一番良いかもしれません。

勿論、宅飲みでチャレンジしたよ!という報告をいただければ、とても嬉しいです(笑)



<+@Tips!>

さて、ここまでで勘の鋭い淑女の方はもうお気付きの事と思いますが、実はこのカクテルにはもう一つすごいことになってるものがあります。


そうです、それは


カロリー/kcal


です。


このカクテルの1杯辺りのカロリー…

それはもう大変に素晴らしい感じに仕上がっています。

飲んだ事のない方がそれで躊躇してしまってはなんですから、詳しい数値は明記しませんが…

美味しいものは脂肪と糖でできている”とはよく言ったものですね(笑)

是非バーに赴いて、ご自身でお確かめいただければと思います。





次にご紹介したものは

★ダーティーマザー!




<レシピ>

【製法】

〇ビルド


【材料】

〇ブランデー:カルーア=2:1[例 40:20(ml)]


【方法】

〇グラスに氷と材料を入れて入れてステアする。



<解説>

ここで、前の2つのカクテルとは趣向が変わりましたね。

実はこのカルーア、なにも乳製品だけと相性が良いというわけじゃないんです!

ここらでカルーアの持ってるポテンシャルを是非知っていただきたい!と思って、このカクテルをチョイスしました。


【味】

材料だけを見ると「なんか美味しくなさそう…」と思う方も居るかもしれません。

ですが、これが結構美味しいんです!


前述の通り、カルーアはその製造段階でバニラを加えて作られています。

そんなカルーアのバニラの香りと、ブランデーのバニラを思わせる樽熟成の香りがよくマッチングしているんです。

味そのものもカルーアの甘みが程よく薄まりブランデーと馴染むことで、アルコール度数が高いお酒特有の ”抵抗感” みたいなものを打ち消してくれています。

名前のインパクトに似合わず非常に飲みやすいカクテルなんです!



【小話】

実は名前の由来には数々の説があります。

動画内ではその一説である、キッチンドリンカーが好むお酒だったという説をご紹介しました。


キッチンドリンカーとは?

家事等の忙しさを紛らわせる様に飲酒を始め、やがてその飲酒量も段々と増えていき…

最終的にはアルコール依存症になってしまう、そんな主婦の方を指す言葉です。



<+@Tips!>

他にも


・ブランデーの綺麗な色に、濁りのあるコーヒーリキュールを加えた色味が「汚れた母」を連想させる事から


とする説や


・フランス人から見れば食後にロックでブランデーを飲むのが汚く見えたんじゃない?


なんてアバウトなものまで、様々な説が存在しています。

飲みながらそんな由来の一説を考えてみる…そんな楽しみ方もまた一興かもしれませんね。


あとはバー等に赴いた際にたとえブランデーやウイスキーが飲めなかったとしても、これなら色も相まって格好がついてしまいます!(笑)





最後にご紹介したものは

★ブラック・ルシアン!




<レシピ>

【製法】

〇ビルド


【材料】

〇ウォッカ:カルーア=2:1[例 40:20(ml)]


【方法】

〇グラスに氷と材料を入れて入れてステアする。



<解説>

こちらもダーティーマザー同様、一般的なカルーアのイメージとはちょっと違う一面を見せてくれる一杯です。


【味】

先程のブランデーとは違いこちらはキリっとした味わいになります。

しかしカルーアの甘さはある為、辛口になるという訳ではありません。

こちらはよりコーヒーの風味が引き立っていて、飲みやすさに「サッパリ」という言葉がつくイメージです。

先程よりは『お酒』の雰囲気は感じますが、それも強いて言うならの話で、本当にどちらも飲みやすいです。



【小話】

このカクテルは1949年にベルギーのメトロポール・ホテルで働いていたギュスターヴ・トップスというバーテンダーにより考案されたと言われています。

しかしそのキッカケが面白く、常客であったルクセンブルグ駐在のアメリカ大使パール・メスタという女性の「いつもと違う食後酒を」というひょんな注文から生まれたのです。

更にすごいのは、それを聞いたギュスターヴ・トップス氏がこの「ブラック・ルシアン」を即興で作った事です。


その後、日本では第二次カクテルブーム(昭和30年代~)の際に若者の間で流行したそうです。



<+@Tips!>

そんなブラック・ルシアンの名前の由来は

コーヒーリキュールの「黒」で『ブラック』

使用したウォッカが本場ロシアの物だったという事で『ルシアン(Russian:ロシアの~)』


この二つを合わせたものだ、とする説が有力です。


ちなみにこの注文をしたパール・メスタ氏はワシントンの社交界ではかなりの重鎮だったそうで、時のアメリカ大統領トルーマンが彼女をルクセンブルグ駐在アメリカ大使に任命したという実話を元にした『CALL ME MADAM』というミュージカルも制作されています。


なんか登場人物全員強キャラみたいな世界ですね(笑)





まとめ

本日の内容はどうでしたか?


皆さんの中でカルーアというお酒のイメージに新たな一面が加わって頂けたなら幸いです。


今回はEDでご紹介したカルーアの派生商品の『抹茶』と『パンプキン』ですがどちらも美味しいので、まだ飲んだ事のない方は是非飲んでみてください!

特に抹茶に関しては日本限定ですし、お酒の突然の終売は割とよくある事なので、飲めなくなる前に是非飲んでみてください…!

こちらのミルク割以外のおススメの飲み方はまた別の機会にさせていただきます!



それではまた、来週金曜日に!


Have a nice drink! See’ya!

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